東京モーターショー2013

TOYOTA FT-86 Open concept

東京モーターショーに行ってきた。
予想していたよりも人が多くて、やはり幕張よりアクセスが良いということが集客に効いているのだなぁと感じました。
ただ、この入場者数と展示のわりには会場が狭いのではないかと思いますが…。

ポルシェ ブースでは、”マカン” がジャパン・プレミア。
遠目からみたのでなんとも言えないですが、小型とはいえ、日本の道路事情を考えると持て余しそうなサイズかな、という印象です。個人的には SUV には興味がないですが、こういうのが好きな人には売れる感じはしますね。

フォルクスワーゲン ブースの ポロ WRC。ポロはサイズ的には小型なはずですが、これだけワイドトレッド化されているとなんだかよくわからないですねw

近年のモーターショーでは、各ブースごとにそれぞれ「魅せる」ことにこだわりを見せていますが、今回のモーターショーでもそれは同じで、ただクルマを展示して終わり、という感じではなかったですね。

ゴルフ R。2000cc のエンジンをターボで武装して 300ps。それを 4WD で路面に伝える。

日本車でもどっかできいたことがあるようなスペックですが、最近はこの分野でも外車の独壇場です。

JAGUAR, F-TYPE Coupe
ジャガー F-TYPE クーペは、美しいスタイルを持つクーペ。このあたりのスタイリングはさすがですね。

アウディ ブースでは、とりあえずアイアンマンの愛車を愛でる。

VOLVO Concept coupe
ボルボも最近はだいぶイメージが変わってきた気がします。
最近はどのメーカーも昔からのイメージから脱却しようとしているのかなと思いました。

Kawasaki J

某両津氏は「マフラーはモリワキ製。カワサキくささがプンプンしますぜ!」と、は言っていましたが、これは二輪ではなく、実は三輪です。

ノッてるマツダはスカイアクティブばかりだったが、活気はあった。

Nissan IDx Freeflow

70 年代風の IDx Freeflow。個性的ではありますね。こういうのが本当に市販化されてきたら、日本のスポーツカー市場はまた盛りあがってくるのではないかと思いますが。

Nissan IDx NISMO concept
こちらは NISMO コンセプト。最近の若者には逆に新しいかもしれないですね。

 

ダイハツブースはだいぶトバしていましたよ。バク転しまくりのパフォーマーが登場して、どこのジャニーズかと思いましたねw

ボディパネルを着せ替えできる Kopen。

外の駐車場に停めておいてこの状態になっていたらすごく嫌ですね。
あと、この状態で走行して道路交通法としてはどうなのかが気になります。

女性でも簡単に脱着できますよっていうデモンストレーションでした。

トヨタブースは、一番混んでいました。

 

BMW i8

LEXUS RC
レクサスはトヨタとは別になっていました。ただ、「トヨタ」のブースよりは人は少なめでした。

仕事用に使うとしたら、このピンクを維持するのは大変そうですね…。

Mercedes-Benz Concept S-Class Coupe

YANMAR Y-CONCEPT YT01
Ken Okuyama デザインのトラクター。

「何人たりとも俺の前は走らせねぇ!」が口癖の某主人公も、このマシンだったら田んぼに突っ込まなかったかもしれませんねw

せめてフロントウィンドウがほしいところですね。

KEN OKUYAMA DESIGN kode9
こういうシンプルなスポーツカーも続いていってほしいところ。

Honda NSX Concept 2013
以前、青山に展示してあった NSX コンセプト のモックと比べると、雰囲気が違っているような印象です。より市販車に近づいた姿なのかもしれません。そして、LFA や GT-R より「スーパーカー」っぽいデザインだと感じました。
けっこういいですね。

Honda S660 Concept

それでも、ホンダ ブースで一番人が殺到していたのはこちら。

今回のモーターショーですが、入場時の印象通り、入場者数は前回を上回ったそうです。
そういう意味ではとりあえず成功だったと見る動きが多いようですね。

一方、個人的に感じたのは、国産車メーカーは大丈夫だろうかという杞憂です。

日本車も一見すると華やかに見えたが、エコ・環境・燃費の三点セットしか言っていません。
欧州車と比較すると、もう根本的に何かが違っていますね。

環境に配慮することは大切です。
でも、モーターショーは技術(燃費)の品評会ではなく、自動車の楽しさを伝える場になっていってほしいな、と思います。

奇しくも、今年の日本カー・オブ・ザ・イヤーは 「ゴルフ」 だったことが、それを示しているのかもしれません。

本音では、国産メーカーに、もっとがんばってほしいのですけどね。