東京モーターショー 2017

GR HV SPORTS Concept
世界初の自動車の誕生から約 130 年。
内燃機関から電気、自動運転、コネクテッドカー等。テクノロジーのブレイクスルーが起こり、自動車産業の転換期を迎えつつある今。

これから自動車はどこへ向かおうとしているのか、そして、わたしたちは何を求めているのか、そんなすこし先の未来を見た気がします。

Toyota Concept-i
事前の報道は EV や自動運転、AI 等といったテクノロジー見本市のような印象を与えていましたが、個人的に印象だったのは、既存の自動車メーカーこそ 「エモーション」 をより打ち出していることでした。

Toyota Concept-i RIDE
メーカーが本当にこの路線で進んでくれるなら、100 年後もクルマの愉しさは 「ある」 と感じたことです。

自動運転やAI とはいえ、実際にそれを商品まで昇華しているメーカーは、まだありません。

そのため、ほとんどのメーカーは、大きなスクリーンに 「ちょっと先の未来」 のプロモーション映像を流していました。
それは、移動がより自由になるということ。つまり、移動手段としての自動車があり、それをサポートしていくこと。積極的に走りを楽しみたい場合は、テクノロジーでドライバーを支えつつ安全に、楽しく、自動車の自由をより広げていくこと。

Mercedes-AMG Project ONE
意外に思うかもしれませんが、外車メーカーはもちろん。国産メーカーでも日産以外は 「走り」 を打ち出していました。

NISSAN IMx
ではその日産はというと、「自動車の家電化」 路線へ突き進む印象を受けました。つまり、自動車は移動手段である、という前提から、電車に近いイメージです。GT-R は今後も作られるのか不明ですが、少なくとも走りを全面に打ち出している印象はありませんでした。ファンの方は残念かもしれませんね。

BMW Concept Z4
ちなみに、BMW は M のエンジン音を ブースの演出に使用するくらい、走る歓びを打ち出していました。
クルマ好きなら、ずっとそこにいてエンジンの音を聞いていてもいい、そんなふうに思いました。欲しくなっちゃいますねw

MITSUBISHI e-EVOLUTION Concept
EV に関しては、ある意味でガソリンエンジンで優位に立ったドイツ・日本勢と、新興勢力(アメリカ含む中国・ドイツ以外の欧州各国)の争いになります。

この戦いに勝利した側が、次の 100 年の自動車産業の覇者となります。

Honda Sports EV Concept
しかし、EV になっても走りの楽しさは捨てない、とホンダ(開発チームのインタビュー)は明言していました。

そういう意味では、動力源が何になるかが一番重要ではないのかもしれません。

New Century (Prototype)
自動運転により、運転が得意ではない人や、運転が困難になってきたお年寄りにも移動の歓びが味わえるということは、非常に可能性が広がる話だとは思います。

Porsche 356 Speedster
しかし、今ある自動車メーカーは今後 100 年も生き残っていくためには、なおさら 「自動車の愉しさ」 を打ち出していかないとだめだと感じているようです。
そこに私は安心したのです。
前回のモーターショーでは、その部分が曖昧だったので。

MAZDA VISION COUPE
私たちは、なぜ自動車を愛するのか。

初めて自分の車のエンジンをかけたときのことを覚えていますか?
色々な風景を駆け抜けていく歓びを大切にしていますか?
愛車にモノ以上の感情移入をしたことがありますか?

Toyota Yaris WRC
クルマに魅せられる人がいる限り、そこにエモーションがあります。

だから、もしガソリンエンジンがなくなってしまうことになったとしても、ひょっとしたらそれは小さなことなのかもしれませんね。

オートモビルカウンシル2017へ行ってきた

alfa-romeo-giulia-tz

オートモビルカウンシル(AUTOMOBILE COUNCIL) は、日本の自動車文化、ヘリテージ(heritage:未来に残すための遺産)の魅力を世界に向けて発信するというコンセプトのもとに昨年から開催されているイベントです。

メーカーブース

今回はメーカーの協賛も一気に増えました。

  • スバル
    事故ゼロを目指して 60 周年
  • トヨタ
    プリウス誕生 20 年
  • ニッサン
    時代の最先端デザイン
  • ホンダ
    NSX スーパースポーツの系譜
  • マツダ
    飽くなき挑戦 ロータリーエンジン誕生 50 周年
  • アウディ
    時代をリードし続けるクワトロの系譜
  • ボルボ
    ボルボ 90 周年の歴史とワゴン・エステートの展示

nissan-vmotion2
ニッサン Vmotion2.0
2017 年のデトロイト・モーターショーで発表されたコンセプトカー。
今後のニッサンのセダン・デザインの方向性を示唆しているとか。
フロントデザインは「V モーショングリル」と呼称されるそうです。

honda-nsx
ホンダ NSX
懐かしい感じもある、本家の NSX。

honda-nsx-2017
現行モデルとなる新型 NSX は、時代背景もあり、ハイブリッド・スポーツとして復活しました。

mazda-cosmo-sports
コスモスポーツ プロトタイプ
1966 年製 L10A 量産試作機
発売前年の 1966 年に、北海道から九州までのマツダディーラーに 47 台の試作機を配車して大規模な社外委託実験が行われました。
現車は兵庫県のディーラーに配車され、六甲や名新道で実走テストを行った試作車だそうです。

audi-quattro-s1-works
アウディ スポーツクワトロ S1 ワークスラリーカー
フルタイム 4WD システムの草分け的存在であるクワトロ。今回の展示のためにドイツ本国から持ってきたそうです。

audi-rs5-coupe
アウディ RS5 クーペ
ジャパンプレミアである最新版のクワトロ。
運転席に座りましたが、これは後部座席がある R8 だと直感的に感じました。

ヘリテージカー

いろいろと面白い車もありました。

autech-zagato-stelvio
オーテック ザガート ステルビオ
1986 年。バブル絶頂期にオーテックとザガートが共同開発して誕生した「ステルビオ」。当時の価格は 1870 万円で、生産台数は 200 台で、日本には 100 台しかないそうです。

autech-zagato-stelvio
サイドミラーはボンネットに格納されている尖ったデザインです。
あまりにも未来を先取りしすぎていますね…。

ginetta-g40r
ジネッタ G40R
ブリティッシュライトウェイトスポーツです。

austin-healey-sprite
オースチン ヒーレー スプライト
こちらも英国のライトウェイトスポーツ。日本では「カニ目」というニックネームで愛されたそうです。

総評

昨年は初開催ということで、色々と試行錯誤している感じがありましたが、今年はメーカーブースも一気に増え、来場者数も増えた印象を受けました。

個人的に良かったと感じたのは、今年も客寄せ用のおねーちゃんがいなかったことです(笑)。
すでに来年の日程も決まっているようですが、健全な?車イベントとしてこれからも発展してほしいところです。

しかし、こういうクラシックカーを所有するというのは車好きの中でも最も「贅沢な趣味」だというのを再確認しました。

富士山レーダードーム館で気象学の大切さと歴史を学ぶ

富士山レーダードーム館

毎年 1 月 2 日に行っている年初ツーリングは、河口湖近辺の観光スポット巡り。
今年は何年かぶりに「富士山レーダードーム館」へ行きました。

2017年の年初ツーリング

今年は気温も高く、穏やかな日となりました。

富士山

富士山の雪化粧で、その年の寒暖がわかります。
寒い冬の場合は中腹より下あたりまで雪が積もっているのです。

富士山の山頂付近

山頂付近は、さすがに厳しい自然を感じさせます。

富士山レーダードーム館の入り口

ちなみに今回は併設している道の駅にある「ふじやまビール(レストラン)」で食事をしたのですが、かなり昔にツーリングで行った時と比べると店のスペースが半分になっていました。

半分は登山用品ショップに鞍替え。
名前からするとお酒を飲む場所かと思ってしまいますが、食事もなかなか良いですよ。

富士山レーダードーム館

ここはシアターで『プロジェクト X・世界最大のレーダー建設~富士山頂 9000 人のドラマ~』を上映しています。

我々はセリフを覚えるほど観ているのですがw 良い作品なので、ぜひ観ることをおすすめします。
施設内に初めて入ったのなら、富士山頂の気温と風が体験できるコーナーもあるので、それも一度は体感すると驚愕します。気温 -8 ℃、風速 13 m です(テレビ番組でも紹介されたそうですね)。

河口湖

レーダードームの後は、河口湖美術館へ行き、カフェで一休み。
河口湖を見ながらお茶ができますが、芝生広場では犬を連れた方、子ども連れの方々が楽しそうにはしゃいでいました。

冬の山梨は 16 時頃には日が沈んでしまい、それから急激に冷え込んできます。
凍結さえしなければ、夏よりも人が少ないので、ゆっくり観光できるかと思います。

さて、2017 年。
なんと D/DEVIL が結成して 20 周年となるようです(笑)。
色々と結成時からは変わってしまったことも多いです。今年はその 20 年前を紐解くように、以前行った場所に行ってみるのもいいね、という話をして、年初のツーリングは無事に終了しました。

 

お台場のBMWショールームは見て触れて乗れる

BMW GROUP Tokyo Bay

お台場にオープンしている、日本最大の BMW ショールーム「BMW GROUP Tokyo Bay」のレポートです。

BMW GROUP Tokyo Bay

2016 年 6 月にオープンした BMW GROUP Tokyo Bay は、お台場エリアにある、BMW ショールーム(ディーラー)です。

最新モデルが一同に展示してあったり、BMW グッズも買えたりします。
外車のディーラーというと、すこし敷居が高いイメージがあるかもしれませんが、入店して声をかけてくる店員さんに「見に来ただけだよ」と言っても別に対応が悪くなるようなことはありませんw

それはこのショールームのコンセプトが、BMW に触れてもらうということだからでしょうね。
MINI の方も同じです。

BMW GROUP Tokyo Bay

とはいえ、すでに乗っている人が、新しいモデルを見に来る、というケースが多いのかもしれません。
そんな姿をちらほら見たので。もちろんその場合は、対応が非常に丁寧なようですね。

BMW GROUP Tokyo Bay

M のコーナーと、バイクのコーナーも併設してあります。
ちょうど行ったときは中古車フェアのようなイベントが開催されていましたが、常時 中古車も展示してあるようなので、BMW(MINI も) に興味がある人にとってはとてもいいのではないでしょうか(試乗もお台場あたりだとゆっくりできるでしょうし)。

ゆりかもめだと「船の科学館」、りんかい線なら「東京テレポート」が最寄り駅となります。
今回は東京テレポートから歩きましたが、それほど遠いとは感じませんでした。新宿方面からなら、りんかい線経由の方がアクセスしやすいでしょうね。

もちろん、駐車場もあります。私が見た感じでは、やはり BMW が入っていく率が高めでした。

六本木のメルセデスと比較すると、こちらの方がアクセス、広さ、ともに上です。
触れたり乗ったりできるショールームになっていますね。

所沢航空発祥記念館で日本の航空史を学ぶ

スーパーオートバックス三鷹

今回のツーリング先は、埼玉県の所沢航空記念公園内にある所沢航空発祥記念館でした。

所沢航空発祥記念館

ツーリングというほどの距離ではなかったのですが、信号の多い下道だったので時間はかかります。

11  時過ぎくらいに所沢航空記念公園に着いたのですが、東駐車場は満車で入庫待ちの車が長い列を作っていました。北駐車場の方に周り、20 分ほど待って車を停めることができました。
駐車場は何箇所かあるのですが、休日だと駐車場に停めるまでに少し待たなければいけないかもしれません。こんなに混雑しているとは思いませんでした…。

カキフライ

車を停めたあとは、とりあえずレストランで食事。地産地消を目指しているようで、地元で取れた野菜や卵などの使用率が高くなっています。地ビールも置いてあって、車でなければ楽しめるでしょうね。

航空発祥記念館

航空発祥記念館は、展示館と大型映像館で別料金となっています。映像作品は絶対に見ない!という場合以外は、はじめに共通割引券を買うのが安いので、そのほうがいいです。

我々はよく JAF の会員証を出しているのですが、割引を適用すると、ほとんど展示館の入館料のみで共通割引券が買えるのですごくお得感がありました。

航空発祥記念館

館内には、飛行機やヘリコプターの実機が展示されています。

様々なタイプの実機が展示されていますが、地面に置いてある機にはたいてい階段が付けられていて、コクピットに搭乗するすることもできます。自衛隊機もいくつかありますが、これらは払い下げされた機体なのかもしれません。

航空発祥記念館

航空史から、航空機の原理・航空技術などの解説が詳しくされています。ビデオもいくつかあり、このあたりの展示をすべて観るとおそらく一日いられるのではないかというくらいのボリュームでした。

航空発祥記念館

航空発祥記念館

フライトシミュレーターが何機かあったり、貴重な重要航空遺産も展示されていたりして、かなりしっかりした記念館だなぁ、という印象でした。

航空発祥記念館

大型映像館では、「2050 年宇宙エレベーターの旅」という NHK 製作の作品が上映されていました。

これはエレベーターのように地球と宇宙を結ぶ「宇宙エレベーター」についての原理や具体的な建設計画についてを描く作品で、非常に興味深い内容でした。作品の中では、日帰りの宇宙旅行は一人 80 万円と解説されていましたが、それくらい安く地球と宇宙の移動ができるようになる、という話のようです。

航空公園

空へのあこがれは、宇宙へと向かい、そこが宇宙への興味の始まりになる、というくだりでまとめられている部分は夢のある話だなと感じました。

航空公園

航空公園内は人がたくさんいて、芝生広場では多くの人がくつろぐ姿を見かけました。

やはり子どもが多かったのですが、空へのあこがれを忘れない大人たちにとっても、とても良い刺激になる場所なのではないかと思いました。