暑さの残る9月、久しぶりにツーリングが開催されました。
近年は線状降水帯の発生により、各地で大雨の被害が出るなど、ツーリングに出かける際も、天気には何かと気を配らなければなりません。
今回のツーリングも、事前の天気予報では大雨の予報でした。
ジェダイの帰還
ツーリング当日。
東京から山梨へ向かう途中は雨が降っていたものの、笹子トンネルを抜けると、そこには青空が広がっていました。日差しは少し暑いくらい。
「イーーヤッハーー!!」と、デス・スターから脱出するランド・カルリジアンばりに絶叫しながら、集合場所へと向かいました。

今回も、みなさん早くから集合していました。
52psのミライースを先頭に、ツーリングスタートです。
うな重何杯食えるかな?
20号をのんびり走りながら、萌木の村ROCKを目指します。そこでランチをしてから野辺山へ行こうという計画でした。
現地に着くと、まず駐車場が車でいっぱいなのに驚きましたが、店の前まで行くと、なんと大行列。

「えぇーっ!? みんなランチのために並んでいるってことかい??」
と、マスオさんになりながら、ふと隣を見ると、もう1つレストランがあることに気づきました。
メニューを確認すると、こちらはランチセットが3,300円……
お金で解決してもよかったのですが、近くに小作(甲州ほうとう小作)があったので、そちらに行き、ランチとなりました。

久しぶりに小作に入りました。雰囲気は昔のまま。
暑いので、ほうとうは喰わなかったけど、なんだか懐かしかったです。
ランチを喰ってパワーアップしたあとは、今日の目的地である野辺山宇宙電波観測所へ向かいます。
国立天文台 野辺山宇宙電波観測所
駐車場に車を停め、電波望遠鏡のところまで歩いていると、「ムッ、なんだか涼しいぞ!」と思いました。
それもそのはず、ここは標高1,350m。本州でも有数の極寒地帯。
まだ暑い9月のはずですが、太陽の下を歩いていても涼しかったです。

この観測所は、世界最大級の45m電波望遠鏡が大きな見どころですが、入り口から続く10mアンテナ6台もなかなかの迫力でした。
ミリ波干渉計や移動台車など見どころたくさん

45m電波望遠鏡まで歩いて行くのですが、途中には電波天文学の紹介パネルがたくさんあり、かなり読み応えがありました。
ミニアンテナで電波を受信中。

アンテナの台車を運ぶ軌道。我々が見慣れた列車のものより、かなり広いです。

このパラボラに話しかけると、離れた場所で対になっているパラボラから声が聞こえます。
しかも、その場でしゃべっているかのように鮮明に。
これには驚きました。不思議です。

観測所はかなり広く、歩いて回るのが大変でしたが、所々にアンテナが設置してあります。まだ稼働しているものもあり、とても興味深かったです。

45m電波望遠鏡はおやすミルク

観測は冬に行われるため、夏の間、45m電波望遠鏡は真上を向いています。
なお、電波望遠鏡は三菱電機製。2017年6月に、米国の電気電子学会(IEEE)より「IEEEマイルストーン」に認定されています。D/DEVILのツーリングでも何度も足を運んでいる富士山レーダードームも、「IEEEマイルストーン」に認定されていますね。

奥にある観測棟では、研究員が研究を行っているそうです。
このレトロな感じ。戦後モダニズムの影響を強く受けた、昭和期の機能主義的な公共建築を連想させます。
展示棟も濃い内容

展示棟もあります。


ここでは鏡面パネルやフォトスポット、歴代の電波装置などが展示されています。


『名探偵コナン』の作者・青山剛昌さんもここに来られたようです。
夜空(そら)にいちばん近い天象儀(プラネタリウム)

観測所のとなりには、南牧村農村文化情報交流館 ベジタボール・ウィズがあります。

ここにはドーム型シアターがあり、今回は『名探偵コナン 閃光の宇宙船(ペイロード)』が上映されていました。
ところで服部君。ノウヘルでバイクに乗ってるけど、コンプラ的にダイジョウブ?

D/DEVILツーリング憲章である「ツーリングに行ったら、ソフトクリームを必ず食さなければならない」が、何年ぶりかに発動しました。
昨日の夢は今日の希望であり、明日の現実となる

人類は、太古から星空を眺めてきました。その歴史の中で、私たちは太陽系や銀河などへの理解を深めてきました。そこで発見された技術は、広く他の分野にも応用され、私たちの生活を豊かにしています。
45m電波望遠鏡は、その迫力もさることながら、人類の宇宙への強い憧れを体現した英知の結晶とも言えるでしょう。
普段、忙しく毎日を送る大人の我々も、この場所に来ると、心に何かを感じ取ることでしょう。
それは、子供の頃には誰しもが強く持っていた、好奇心という名の人間の根源的な欲求なのかもしれません。
好奇心は、人がいつまでも成長し続けることができる原動力——
そんな壮大なロマンを感じたツーリングとなりました。
帰りの高速道路(高速ワインディング)では、『免停の残像(フラッシュバック)』を忘れずに、クリーンな走行をして解散となりました。